おちまさとプロデュース Tokyo Ochimasato Land -24ページ目

背骨を持つ凄味。

タランティーノ最新作

『イングロリアス・バスターズ』

を観て来た。


今までの

タランティーノ作品

最高興行成績を

あげているらしい。


おいらは

『キルビル』の時に

日本でのプロモーションを

プロデュース協力させて

いただき

その時に

LAや日本で

タランティーノと

何度か

対談させて

いただいた。


今回の作品は

アメリカで

その『キルビル』の

興行成績を越えたらしい。


今回

情報を遮断して

観させていただいたのだが


一言で言うと

タランティーノは

やはり


背骨がぶれない。


この一言に尽きる。


自分のやりたい事

そして

自分の才能の方向性を

自ら

とても

客観的に

俯瞰して観る事ができ

そして

セルフプロデュースが

できる人なのだと

改めて思った。


簡単に言えば

彼が今まで

描いてきた

マフィアや

チンピラなど

いわゆる



を今回は

第二次世界大戦の


ナチス


に置き換えている。


ここがすごい。


そして

もっと

簡単に言えば

その



への復讐劇

という事。


これは

『キルビル』含め


ある種


タランティーノの

ここまでの集大成

のような気がする。


そりゃ

黄色と黒の

スーパーも

多用するだろう。


タランティーノは

鬼才

奇才

でありながら


『己の得意技』


をとても熟知し

そして

その世界観の広げ方の

応用を

自ら体現できる

これまた


才能


を持っているとしか

思えない。


だからこそ

その自分の背骨が

ぶれないのだ。


これだけ

3Dなど様々

世の中の

映画への概念が

変化しているにも

関わらず


タランティーノの

映画愛は

変わらない。


映画は世界を変え

歴史を変える

最強の存在


という事を

映画を通して

今回も

表現している。


何はともあれ


自分が得意な


マフィアを

ナチスに

置き換えた


そこが

クリエイターとして

凄すぎる。


どれだけ

自分を冷静に

観れているのか。


尊敬します。


寿司が得意な料理人が

突然料理以外のものを作るより

その寿司の得意技を

うまく伸ばす事が重要であり

それを

誰に言われる事もなく

自分でできるのが


背骨を持つ凄味


なのだと思う。


映画『イングロリアス・バスターズ』


いわゆる

名画


いわゆる

映画


を今後も

見守りたい

という


いわゆる

映画ファン


の方には

特に観て欲しい。


今回は特に


北野映画


そして


三谷作品


を感じる


北野×三谷を


タランティーノが

料理しているような

作品になっている

気がする。


ブラピの

イタリアン


笑えます。笑


おちまさと


タランティーノ作品は

観る度に

その時代その時代

物作りをする人間として


勇気が

沸きます。